裏側矯正（舌側矯正）

裏側矯正とは？

名前の通り、歯の裏側に矯正装置をつけて行う矯正治療をさし、「裏側矯正」「舌側（ぜっそく）矯正」「リンガルブラケット」などと呼ばれています。ワイヤーとワイヤーを固定するブラケットを歯の裏側に使用し、少しずつ歯並びを整えていきます。表側からは全く見えず、誰にも気が付かれない状態で歯並びを整えることが出来ます。

韓国アイドルに人気の秘密

裏側矯正は以前からある審美歯科治療でしたが、多くの韓国アイドルが始めたことで人気を集めています。裏側矯正はセラミック矯正よりも治療期間が長くなりますが、自分の歯を削ることなく整えることが出来るため、ナチュラルな美しさを求める方に支持されています。

韓国アイドルの中には上の歯だけに裏側矯正を行うハーフリンガルの方もいらっしゃいます。ご希望やご職業にあわせて治療方法を組み合わせることが出来る点も、人気の理由の1つです。

裏側矯正5つのこだわり

誰にも気づかれない小さなブラケット

裏側矯正の小さなブラケット

韓国のアイドルのように、誰にも気が付かれずに歯並びをキレイにすることが出来ます。食事や会話をしていても、ワイヤーや器具（ブラケット）は見えることがありません。女優やモデル、アナウンサーやキャビンアテンダントなどの職業の方でも安心して治療を進めることが出来ます。また表側矯正では行えなかった激しい運動や、管楽器の演奏なども、装置を気にせずに行っていただけます。

装着するブラケットは、歯ブラシと比較してもかなり小さなサイズであることが分かります。装着後の不快感を軽減し、よりストレスフリーな裏側矯正治療を行っていきます。

同時ホワイトニングで白さもUP

裏側矯正なら、歯並びを整えながら歯を白くすることが出来ます。表側に装置がないため、好きなタイミングでホワイトニングを行うことが出来るのです。また歯のエナメル質は、裏側よりも表側の方が薄く、表側矯正では歯のエナメル質を傷つけてしまうことがあります。裏側矯正なら歯の表面を傷つけず、キレイなままで歯並びを整えることが出来ます。

裏側矯正とホワイトニングをセットで行う場合には、特別プランをご用意しておりますので、ぜひご相談ください。

最適な矯正力

表側から引っ張る矯正治療比べ、裏側矯正はワイヤーの弧が小さいため矯正力が強くなります。単純に強い力を加えてしまうと痛みも強くなってしまうため、裏側矯正の特性を把握した上で、より効率良く調整した力加減で歯並びを整えていきます。

また歯の裏にワイヤーを通すことで、無意識に舌で歯を押し出してしまう舌癖（ぜつへき）を治すことが出来るので、矯正後に後戻りしにくく、キレイな歯並びをキープする癖をつけることが出来ます。

裏側矯正のプロによる治療

矯正治療は理想の歯並びの状態に整えるために、数ミリ単位で歯の動きをコントロールする技術が必要です。当院ではインダイレクトボンディングという方法を採用しています。

インダイレクトボンディングは模型をパソコンに取り込み、デジタル模型を再現します。その上で正確な位置にブラケットを装着し、歯の動きを綿密にシミュレートしてから、実際にチェアサイドでブラケットを装着していきます。チェアサイドでのブラケット装着の時間を短縮することで負担を少なくするだけでなく、より正確で精密な歯の移動を実現します。

最先端システムを導入

当院で提携している技工所では最先端の3Dプリンターやデジタルシステムを導入し、より緻密で、効率的な矯正治療をサポートしています。ブラケットも小型化され、患者様1人1人の口腔内に合わせてカスタムメイドで制作します。

短期間に、より正確に、痛みを抑えた裏側矯正を実現するために、最先端システムと裏側矯正のプロの知識を統合させ、治療を進めてまいります。

裏側矯正治療の流れ

まずは無料カウンセリング

治療に入る前に、口腔内全を複合的に把握します。歯の状態を立体的に把握し、理想のお口元にするために裏側矯正が最適な治療法かどうかも含めてご説明いたします。疑問や不安など、気になることは何でもご相談下さい。

またお支払いに関しては院内無利息の分割払いやルミネカードのご利用、デンタルローンなどのご用意もございますので、お気軽にご相談下さい。

初診・精密検査

当院では歯科専門の低被ばくCT等を使用して、お口の状態を立体的に把握します。また口腔内写真を撮影して模型を作成し、理想の歯並びに整えるための準備を整えます。

当院で採用しているCTは、被ばく線量が少なく、かつ高画質を実現できる歯科専用の最新式CTです。従来のCT装置と比べてX線の照射領域を必要最小限に抑えるため、安心して撮影していただけます。歯科専用のCTでの被ばく線量の目安は、東京とNYを往復する飛行機よりも少なく抑えられます。

通院は月1回

検査の結果にもとづき、具体的な治療の進め方・費用などの説明を行います。通院は月1回、歯並びに応じて半年～1年半の治療期間が掛かります。理想の歯並びに向けて、痛みが強くならないようにコントロールしながら装置を調整していきます。

途中でホワイトニングを行う場合、歯並びが整ってきた段階でホワイトニングを行います。

歯並びを安定させる保定へ

保定（ほてい）とは、整った歯並びをその位置で定着させるための仕上げです。オーダーメイドのマウスピースを作成しますので、それを装着することで歯並びを定着させます。保定期間は1年で、その間に3～4回程通院いただきます。

マウスピースは透明なため装着していても目立たず、全く気が付かれなかったという方がほとんどです。ホワイトニングを行った方は、白さを定着させるためのホームホワイトニングも同じマウスピースで行います。

すべての施術が完了

保定により歯並びが安定したら治療完了です。治療前の歯並びの状態にもよりますが、大体2年程で治療が完了します。