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インプラントメーカーによる違いとは?主要メーカーを比較

インプラントは、メーカーによってインプラント体の素材や表面性状、形状・設計、サイズ展開、研究データ、部品供給やサポート体制などに違いがあります。そのため、インプラント治療を検討する際には、費用だけでなく「どのメーカーのインプラントを使用するのか」も確認しておきたいポイントの一つです。
世界にはストローマン、ノーベルバイオケア、アストラテックなど、さまざまなインプラントメーカーがあります。ただし、特定のメーカーであれば必ず良いというわけではなく、患者様の骨の状態や治療部位、噛み合わせなどに適したインプラントを選び、適切な診断・治療計画のもとで使用することが重要です。
この記事では、インプラントメーカーによって何が違うのか、主要メーカーにはどのような特徴があるのかを比較しながら解説します。あわせて、ホワイトホワイトがインプラント治療にストローマン(Straumann)社製のインプラントを採用している理由についてもご紹介します。
インプラントメーカーによる違いとは?

インプラント治療を検討されている方の中には、
- 「インプラントはメーカーによって違いがあるの?」
- 「どのインプラントメーカーを選べば良い?」
- 「できるだけ長く使えるインプラントを選びたい」
と疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。歯科用インプラントは、一度顎の骨に埋入した後、長期間使用することを前提とした医療機器です。
一見すると同じように見えますが、メーカーによって、インプラント体の素材や表面性状、形状、サイズ、アバットメントとの接続方式、研究データ、製品ラインナップ、部品供給やサポート体制などに違いがあります。
ただし、「有名メーカーだから必ず治療が成功する」「特定のメーカーなら誰にでも適している」というわけではありません。インプラント治療ではメーカーだけでなく、患者様の骨の状態や歯ぐき、噛み合わせ、治療部位などを診断したうえで、適切な治療計画を立てることが重要です。
ホワイトホワイトでは、長期的な使用を考え、研究実績や製品ラインナップなどを総合的に検討し、ストローマン(Straumann)のインプラントシステムを採用しています。
インプラントメーカーによる5つの主な違い

インプラントメーカーを比較するときは、単に「どこの国のメーカーか」「有名かどうか」だけではなく、次のようなポイントを見ることが大切です。
- インプラント体の素材
歯科用インプラントでは、チタンやチタン合金などが広く使用されています。メーカーや製品によって使用される素材には違いがあり、強度や設計の自由度なども考慮して製品開発が行われています。例えばストローマンには、チタンとジルコニウムを組み合わせた独自素材「Roxolid®(ロキソリッド)」を使用した製品があります。
- インプラント体の表面性状
インプラントは顎の骨と結合する「オッセオインテグレーション」によって安定します。
そのため各メーカーでは、骨との結合を考慮したインプラント表面の研究・開発を行っています。表面性状はインプラントメーカーを比較するうえで重要なポイントの一つです。 - インプラントの形状・設計
インプラントには、
- インプラント体の形状
- ネジ部分(スレッド)の設計
- 直径や長さ
- アバットメントとの接続方式
- 上部構造との連結方法
など、さまざまな違いがあります。顎の骨の幅や高さ、骨質、埋入する部位などによって適した設計は異なるため、診査・診断に基づいて選択する必要があります。
- 長期的な臨床研究・研究データ
インプラントは治療直後だけでなく、10年、20年と長期間使用することを想定する治療です。
そのためメーカーを比較するときには、- どの程度の臨床実績があるか
- 長期的な研究データがあるか
- 科学論文や臨床研究が蓄積されているか
といった点も判断材料になります。
- 部品供給・メインテナンス体制
インプラント治療では、治療が終了した後のメインテナンスも重要です。
長期間使用している間に、上部構造やアバットメントなどの修理・交換が必要になる可能性もあります。そのため、長期的な部品供給やサポート体制も、インプラントメーカーを選ぶ際に確認したいポイントです。
世界的に知られている主なインプラントメーカー

世界には多数の歯科用インプラントメーカーがあります。
代表的なメーカーとして、
- ストローマン(Straumann)
- ノーベルバイオケア(Nobel Biocare)
- アストラテック インプラントシステム
- Zimmer Biomet系のインプラントシステム
などがあります。それぞれ長い研究・開発の歴史や独自の製品設計を持っています。
ただし、インプラント治療ではメーカーの知名度だけで優劣を決めるのではなく、患者様の状態と治療計画に適したインプラントシステムを選択することが重要です。
主要インプラントメーカーを比較

ストローマン(Straumann)
ストローマンはスイスをルーツとする、世界的に展開しているインプラントメーカーです。長年にわたり歯科用インプラントの研究・開発を行っており、インプラント体の素材、表面性状、デジタル治療など幅広い分野で製品を展開しています。
ストローマンの主な特徴
豊富な臨床研究・長期データ
ストローマンのインプラントシステムについては、さまざまな臨床研究が行われています。例えばSLActive®表面については、複数の研究における5年・10年の追跡調査で、95.1~98.8%のインプラント生存率が報告されています。
※生存率は治療の成功を保証するものではなく、患者様の全身状態、口腔環境、骨の状態、喫煙、メインテナンス状況などによって異なります。
SLActive®表面
ストローマンには、骨との結合(オッセオインテグレーション)を考慮して開発されたSLActive®というインプラント表面があります。
Roxolid®(ロキソリッド)
Roxolid®は、チタンとジルコニウムを組み合わせたストローマン独自のインプラント材料です。
機械的強度を考慮して開発されており、小径インプラントなどの治療選択肢にも用いられています。
幅広い製品ラインナップ
さまざまな骨の状態や治療部位を想定したインプラントシステムが展開されていることも特徴です。
ノーベルバイオケア(Nobel Biocare)
ノーベルバイオケアは、現代のインプラント治療の発展と深い関係を持つメーカーの一つです。
チタンと骨が結合する「オッセオインテグレーション」を発見したペル・イングヴァール・ブローネマルク博士の研究をルーツに持ち、1965年にはオッセオインテグレーションの概念に基づくチタン製歯科インプラントが臨床応用されました。
ノーベルバイオケアの主な特徴
- 長い歴史と研究実績
- さまざまな症例に対応するインプラントシステム
- TiUnite®など独自の表面技術
- デジタル治療やガイデッドサージェリーなどのシステム
- All-on-4®などの治療コンセプト
単独歯から多数歯欠損まで幅広い治療に使用されています。
アストラテック インプラントシステム
アストラテック インプラントシステムは、スウェーデンで開発された歴史を持つインプラントシステムです。
現在はデンツプライシロナのインプラントブランドとして展開されています。
インプラントと骨、さらに周囲の軟組織の安定を考慮した設計・表面技術などが特徴です。
アストラテック インプラントシステムの主な特徴
- 長期的な臨床研究
- 骨との結合を考慮した表面技術
- インプラント周囲の骨や軟組織を考慮した設計
- 補綴治療まで含めたシステム設計
Zimmer Biomet系のインプラントシステム
Zimmer Biometは整形外科をはじめとする医療機器分野で世界的に事業を展開してきた企業です。歯科インプラント事業については企業再編も行われているため、現在の製品ブランドや供給体制まで確認したうえで比較することが重要です。
インプラントメーカーは買収・統合などによってブランド体系が変化する場合もあるため、現在どの企業が製品や部品の供給を行っているかも長期的な治療を考えるうえで確認したいポイントです。
インプラントメーカー比較表
| メーカー・システム | ルーツ | 主な特徴 |
|---|---|---|
| ストローマン | スイス | 豊富な研究データ、SLActive®、Roxolid®、幅広い製品ラインナップ |
| ノーベルバイオケア | スウェーデンに歴史的ルーツ | オッセオインテグレーションの歴史と深い関係、TiUnite®、幅広い治療システム |
| アストラテック | スウェーデン | 骨・周囲組織を考慮した設計、長期研究データ |
| Zimmer Biomet系 | 米国 | 医療機器分野での歴史、インプラント関連技術・製品展開 |
※各メーカーには複数のインプラントシステムがあり、製品によって素材・表面性状・設計・適応などが異なります。
結局どのインプラントメーカーが良い?

「結局、一番良いインプラントメーカーはどこですか?」という疑問を持つ方もいると思います。
しかし、すべての患者様に対して「このメーカーが一番」と一律に決めることはできません。
インプラント治療で重要なのは、
- 顎の骨の量や骨質
- 歯ぐきの状態
- 噛み合わせ
- インプラントを埋入する位置
- 前歯か奥歯か
- 全身状態
- 治療後のメインテナンス
- 歯科医師の診断と治療計画
などを総合的に判断することです。
また、同じメーカーのインプラントを使用していても、患者様の状態や治療計画、術後のセルフケア・メインテナンスなどによって経過は異なります。そのため、メーカー名だけではなく「どのような診断・治療計画のもとで、そのインプラントを使用するのか」まで確認することが大切です。
ホワイトホワイトがストローマンインプラントを採用する理由

ホワイトホワイトでは、インプラント治療にストローマン社製のインプラントシステムを採用しています。
私たちが重視しているのは、治療直後だけではなく、長期間にわたってインプラントを維持していくことです。
長期的な研究・臨床データを重視
インプラントは顎の骨に埋入し、長期間使用する医療機器です。
そのためホワイトホワイトでは、製品そのものの性能だけでなく、長期間の臨床研究や研究データが蓄積されているかという点を重視しています。ストローマンのインプラントシステムには、長期間の追跡を含むさまざまな臨床研究があります。
インプラント表面や素材の研究開発
ストローマンではSLActive®などのインプラント表面や、チタンとジルコニウムを組み合わせたRoxolid®など、インプラント治療に関連する研究・製品開発が行われています。
骨の状態や治療部位などに合わせた治療計画を検討するうえで、複数の選択肢を持てることも採用理由の一つです。
長期的なメインテナンスを考慮

インプラント治療は、人工歯を装着したら終わりではありません。
長く使用するためには、定期的なメインテナンスや噛み合わせの確認、インプラント周囲の清掃などが必要です。
ホワイトホワイトでは、将来的なメインテナンスまで考慮してインプラントシステムを選択しています。
審美性まで考えたインプラント治療
ホワイトホワイトでは、「噛めるようにする」ことだけではなく、口元全体の美しさまで考慮したインプラント治療を大切にしています。
特に前歯のインプラントでは、人工歯そのものだけでなく、周囲の歯や歯ぐきとのバランスが見た目に大きく影響します。
そのためCTによる骨の確認に加えて、インプラントの埋入位置、歯ぐきの状態、人工歯の形や色などを総合的に考えながら治療計画を立てます。
インプラント選びで大切なのはメーカーだけではありません

インプラントメーカーは治療を検討するうえで重要な要素の一つですが、メーカーだけで治療結果が決まるわけではありません。インプラント治療では、
- CTなどを用いた診査・診断
- 骨量や骨質の確認
- 噛み合わせの診断
- 適切な埋入位置の設定
- 必要に応じた骨造成
- 上部構造(人工歯)の設計
- 術後のメインテナンス
などを総合的に考えることが重要です。
特に顎の骨が不足している場合には、そのままインプラントを埋入することが難しいケースもあります。
その場合には、骨の状態や不足している部位に応じて、GBR(骨造成)、ソケットリフト、サイナスリフトなどを検討することがあります。ホワイトホワイトでは、CGFを利用した再生療法も取り入れながら、一人ひとりの状態に合わせて治療計画をご提案しています。
インプラントメーカーを選ぶときに歯科医院へ確認したいこと

インプラント治療を受ける歯科医院を選ぶ際には、費用だけではなく、次のような点を確認してみることをおすすめします。
「どこのインプラントメーカーを使用していますか?」
使用するメーカーやインプラントシステムを事前に確認しましょう。
「治療後のメインテナンスは受けられますか?」
インプラントは長期的な管理が必要な治療です。治療後の定期検診やメインテナンスについても確認しておきましょう。
「骨が少ない場合にも対応できますか?」
骨量が不足している場合には、GBRやソケットリフト、サイナスリフトなどの骨造成が必要になることがあります。
ホワイトホワイトのインプラント治療

ホワイトホワイトでは、歯科用CTによる診査を行い、顎の骨の状態、噛み合わせ、治療部位、審美性などを総合的に確認したうえでインプラント治療計画を立てています。
使用するインプラントには、長期的な研究・臨床データや製品ラインナップなどを考慮して、ストローマンのインプラントシステムを採用しています。また、骨量が不足している場合には、状態に応じてGBR(骨造成)、ソケットリフト、サイナスリフトなどを検討します。
インプラント治療で大切なのは、「どのメーカーのインプラントを使用するか」だけではありません。
どの位置に、どのような治療計画でインプラントを埋入し、どのような人工歯を装着し、その後どのように維持していくかまで考えることが重要です。
ホワイトホワイトでは、機能性だけでなく、口元全体の美しさと長期的な維持まで考慮したインプラント治療を目指しています。インプラント治療について、まずは無料カウンセリングでご相談ください。
インプラント治療について詳しく知りたい方へ
インプラント治療では、使用するメーカーだけでなく、治療方法や費用、顎の骨の状態、骨造成の必要性、治療後のメインテナンスなども確認しておくことが大切です。
ホワイトホワイトでは、インプラント治療を検討されている方に向けて、治療方法や費用、骨が少ない場合の治療について詳しく解説しています。気になる内容にあわせて、以下のページもご覧ください。
- インプラント治療について詳しく知りたい方
インプラントの仕組みや治療の流れ、メリット・デメリット、治療期間など、インプラント治療について総合的に解説しています。
インプラント治療について - インプラントの費用・料金を知りたい方
インプラント治療にかかる費用や総額の考え方、費用の内訳、分割払いなどについて詳しく解説しています。
インプラント治療の料金・費用について - 「骨が少ない」と言われた方
顎の骨が不足している場合でも、骨の状態によっては骨造成などを行うことでインプラント治療を検討できる場合があります。骨不足になる原因や治療方法について解説しています。
骨が少ない場合のインプラント治療について - GBR(骨造成)について
GBRは、インプラントを埋入するために必要な骨の幅や量が不足している場合に検討される骨造成法の一つです。
GBR(骨造成)について - ソケットリフトについて
上顎の奥歯部分の骨の高さが不足している場合に検討される骨造成法の一つです。適応や治療方法、治療期間などを解説しています。
ソケットリフトについて - サイナスリフトについて
上顎の奥歯部分で骨量が大きく不足している場合などに検討される骨造成法です。ソケットリフトとの違いについても解説しています。
サイナスリフトについて - CGF再生療法について
患者様ご自身の血液から作製したCGFを利用する再生療法について、インプラント治療でどのように用いられるのかを解説しています。
CGF再生療法について
インプラント治療は、「どのメーカーを使用するか」だけでなく、骨や歯ぐきの状態を診断し、適切な治療方法を選択することが重要です。
ホワイトホワイトでは、歯科用CTによる診査を行い、必要に応じて骨造成なども含めた治療計画をご提案しています。インプラント治療をご検討の方は、お気軽にご相談ください。
インプラントメーカーについてよくある質問
インプラント治療を検討する際、「メーカーによって何が違うの?」「どのメーカーを選べば良い?」「メーカーによって寿命は変わる?」など、使用するインプラントについて疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
ここでは、インプラントメーカーの違いや選び方、ホワイトホワイトが採用しているストローマンについて、よくある質問にお答えします。
- Q1. インプラントはメーカーによって何が違いますか?
-
A インプラントメーカーによって、インプラント体の素材や表面性状、形状・設計、サイズ、アバットメントとの接続方式、製品ラインナップ、研究データ、部品供給やサポート体制などに違いがあります。
見た目は似ていても、それぞれのメーカーが独自の素材や表面技術、設計などを開発しています。
ただし、メーカーだけで治療結果が決まるわけではありません。患者様の骨の状態や治療部位、噛み合わせなどを診査し、適切なインプラントと治療方法を選択することが重要です。専門家コメント:口腔外科医 西村先生
インプラント治療では、メーカー名だけを見るのではなく、顎の骨の幅や高さ、骨質、神経や上顎洞との位置関係などを確認したうえで治療計画を立てることが重要です。
CTなどによる診査を行い、それぞれの症例に適した治療方法を検討します。 - Q2. インプラントメーカーはどこがおすすめですか?
-
A すべての患者様に共通する「一番おすすめのインプラントメーカー」があるわけではありません。
世界的に知られているメーカーには、ストローマン、ノーベルバイオケア、アストラテックなどがあり、それぞれに研究実績や製品設計、ラインナップなどの特徴があります。
メーカーを選ぶ際には、知名度だけでなく、長期的な臨床研究、部品供給やサポート体制なども確認したいポイントです。
さらに重要なのが、そのインプラントを使用する歯科医師による診断と治療計画です。 - Q3. ストローマン社製のインプラントの特徴は何ですか?
-
A ストローマンはスイスをルーツとする世界的なインプラントメーカーで、長期的な臨床研究や研究データ、インプラント表面・素材の研究開発、幅広い製品ラインナップなどが特徴です。
骨との結合を考慮して開発された「SLActive®」という表面技術や、チタンとジルコニウムを組み合わせた「Roxolid®」というインプラント材料などがあります。
ホワイトホワイトでは、こうした研究実績や製品ラインナップ、長期的なメインテナンスなどを総合的に考慮し、ストローマンのインプラントシステムを採用しています。
専門家コメント:総院長 石井府中
インプラントは治療直後だけではなく、その後長く使用していくことを前提に考える必要があります。
当院では、長期的な研究データや品質、治療の選択肢、将来的なメインテナンスなどを総合的に考え、ストローマンのインプラントシステムを採用しています。 - Q4. インプラントはメーカーによって寿命が変わりますか?
-
A インプラントをどのくらい長く使用できるかは、メーカーだけで決まるものではありません。
インプラントの長期的な維持には、使用するインプラントだけでなく、埋入位置や治療計画、顎の骨や歯ぐきの状態、噛み合わせ、口腔衛生状態、喫煙などの生活習慣、治療後のセルフケア、歯科医院での定期的なメインテナンスなど、さまざまな要因が関係します。
長期的な使用を考える場合には、メーカーだけを比較するのではなく、治療後まで継続して管理してもらえる歯科医院を選ぶことも大切です。
専門家コメント:総院長 石井府中
インプラントを長く維持するためには、治療そのものと同じくらい治療後の管理が重要です。天然歯と同様に、毎日のセルフケアに加え、定期的にインプラント周囲の状態や噛み合わせを確認することが大切です。 - Q5. 安いインプラントと高いインプラントでは何が違いますか?
-
A インプラント治療の費用差は、インプラントメーカーだけによって生じるものではありません。
使用するインプラントシステムのほか、CTなどの検査、手術方法、アバットメントや上部構造(人工歯)の種類、骨造成の有無、治療後の保証・メインテナンスなどによって総額が変わります。
そのため、費用を比較するときは「インプラント1本○円」という金額だけではなく、その料金に何が含まれているのかを確認することが重要です。
- Q6. 海外製と日本製のインプラントはどちらが良いですか?
-
A 製造国だけでインプラントの良し悪しを判断することはできません。
海外メーカーにも日本メーカーにも複数のインプラントシステムがあり、それぞれ素材や設計、研究実績、製品ラインナップなどが異なります。
「海外製だから優れている」「日本製だから安心」と一律に判断するのではなく、その製品についてどのような臨床データがあるか、患者様の状態に適しているか、長期的なサポートを受けられるかなどを総合的に考えることが大切です。
- Q7. 違うメーカーのインプラントに交換することはできますか?
-
A すでに顎の骨に埋入されているインプラント体を、単純に別メーカーへ交換することは通常行いません。
インプラント体に問題があり撤去が必要になった場合には、骨や周囲組織の状態を確認したうえで、再度インプラント治療が可能かどうかを診断します。
再治療を行う場合には、以前と異なるメーカーのインプラントを選択できるケースもありますが、骨造成が必要になる場合や、再埋入まで期間をあける場合もあります。
専門家コメント:口腔外科医 西村先生
インプラントの再治療では、まず既存のインプラント周囲の骨や炎症の状態を確認することが重要です。撤去後すぐに再埋入できるか、骨造成が必要かなどは症例によって異なるため、CTなどによる診査を行ったうえで判断します。 - Q8. 骨が少ない場合でもストローマンのインプラントは使用できますか?
-
A 骨が少ないからといって、必ずしもインプラント治療ができないわけではありません。
また、ストローマン社製のインプラントを使用すれば骨が少なくても必ず治療できる、というものではありません。顎の骨の幅や高さが不足している場合には、状態に応じてGBR(骨造成)、ソケットリフト、サイナスリフトなどを併用してインプラント治療を検討することがあります。どのインプラントを使用するかだけではなく、CTなどで骨の状態を確認し、骨造成の必要性を含めて治療計画を立てることが重要です。
専門家コメント:口腔外科医 西村先生
骨が少ない場合には、「どのメーカーなら入れられるか」だけで判断するのではなく、骨がどこに、どの程度不足しているのかを診断することが重要です。骨の状態によってはGBRやソケットリフト、サイナスリフトなどを検討し、インプラントを適切な位置に埋入できる環境を整えることを考えます。 - Q9. インプラントメーカーは治療前に確認した方が良いですか?
-
A はい。インプラント治療を受ける前に、使用するメーカーやインプラントシステムを確認しておくことをおすすめします。
あわせて、なぜそのメーカーを採用しているのか、どのような治療実績や研究データがあるのか、治療後のメインテナンスを受けられるか、将来的に修理や部品交換が必要になった場合に対応できるかなども確認しておくと良いでしょう。
インプラントは長期間使用することを前提とした治療だからこそ、治療前だけではなく、治療後まで考えてインプラントシステムと歯科医院を選ぶことが大切です。
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