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出っ歯治療QA
Q:生活習慣の中で出っ歯を悪化させる要因はありますか?
A
生まれつきの骨格などで出っ歯を引き起こしているケースもありますが、日常の些細なクセなどによって、出っ歯を悪化させているケースも少なくありません。
爪噛みや指しゃぶり
爪噛みや指しゃぶり(おしゃぶりも同様)、唇をかむ癖は出っ歯の原因となります。指しゃぶり自体は悪い習癖ではなく、母乳を吸う練習として無意識に始まる自然な行動です。ただし、3歳を過ぎてからも癖づいてしまっていると顎の成長や歯並びに影響してしまうため、注意が必要です。この癖を続けていると舌の前歯は後方に、上の前歯は前方に傾き、出っ歯が進行してしまうだけでなく、噛み合わせも乱れてしまいます。
噛み合わせの乱れ
何らかの要因で前歯の噛み合わせが極端に強くなっていると、次第に前歯が前方に突出してしまいます。自分では噛み合わせが悪くないと思っていても、一部に負担がかかっているような噛み合わせで生活している方は少なくありません。また、食事の際に食べ物をすりつぶす役割としてたくさん使われる奥歯は、知らない間に歯がすり減ってしまっていることがあります。歯ぎしりや食いしばりをする方に特に多いのですが、この場合も前歯へ負荷がかかり、出っ歯になってしまうケースがあります。
ちなみに日本人は、見た目への影響がある歯並びの乱れがある場合、歯科医院を受診することはあっても、定期健診や噛み合わせのチェックに足を運ぶ人はわずか6%だと言われています。
食の欧米化
和食は良質なたんぱく質やカルシウムを多く含む、噛み応えのある食事です。歯や歯を支える骨・顎の成長を促し、良い歯並びをつくります。近年では食の欧米化が進んで栄養が偏りやすく、柔らかく飲み込みやすいような食生活を送る人が増えています。顎がうまく成長せず、歯がきれいに並ぶためのスペースが確保されず、出っ歯などの歯列不正を起こしてしまいます。和食に切り替える以外にも、ヨーグルトにナッツやフルーツなど噛み応えのあるものをプラスする、間食として歯を丈夫にするキシリトールガムを噛むなどの工夫で、顎や歯の成長をサポートすることができます。
口腔ケア
口腔ケアとして代表的な歯磨きは、歯ブラシやデンタルフロス、必要に応じて歯間ブラシ等を用いて口腔内の細菌数を減らす(コントロールする)ことが目的です。中には忙しさや疲れから口腔ケアに時間が取れず、食事後に爽快感のあるデンタルリンスやマウスウォッシュでゆすぐのみ、歯ブラシのみのケアで磨き残しが多く残っている、という方も。歯の表面や歯ぐきに残された細菌はむし歯や歯周病を引き起こします。歯周病菌は周りの骨を溶かし、歯が前方に傾斜してしまうフレアアウトを引き起こし、出っ歯のような歯並びになってしまうことがあります。
口呼吸
歯は無意識のうちに舌で前方へ、唇で後方へ押さえることで今の位置をキープしています。口呼吸を続けると唇や口まわりの筋肉に力が入らず、前方へ押し出す力のみが入り続けることになります。それにより徐々に前歯が前方へ傾き、出っ歯になってしまいます。風邪で鼻づまりを起こし、一時的に口呼吸になってしまっているのは問題ありませんが、アレルギー性鼻炎や花粉症の場合は口呼吸が長期間継続されるため、この傾向が強くなりがちです。歯並びのためにも早期治療を心掛けてみましょう。