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出っ歯治療QA
Q:出っ歯が年々進行することはありますか?
A
歯並びはさまざまな要因により、日々少しずつ変化します。出っ歯に限らず、すきっ歯やねじれなどの歯並びの乱れは、年々進行することがあります。
歯並びを悪化させてしまう4つの原因
親知らず
親知らずとは、前歯から数えて8番目に位置する奥歯のことで、20代前半で生えてくると言われています。中には歯ぐきの下に埋まったまま歯が出てこない方や、4本すべて生え揃わない方、斜めや横向きに手前の歯を押すように生えてくる方など、生え方にもっとも個人差が出やすい歯です。
周りの歯に負荷をかけるような生え方をしている場合、そのまま放置すると歯並びの乱れや痛みを引き起こします。特に手前の歯を押し出すように生えてくると歯が並ぶスペースが狭くなり、前歯の歯並びにまで影響を与えてしまいます。かといって、親知らずを抜くと必ずしも歯並びが良くなるというわけではありません。レントゲンやCT等の検査を受け、抜歯が必要かどうか歯科医師に判断してもらうことが大切です。
かみ合わせのバランスが悪い
年齢を重ねるにつれて奥歯がすり減り、噛み合わせが低くなると、本来上下の前歯にある隙間(アンテリアストラップ)が失われていきます。すき間がなくなったことで下の前歯が上の前歯に当たり、常に下から前歯を押し広げるような力が加わってしまい、上の前歯が広がってしまいます(フレイアウト)。このようなメカニズムで、出っ歯やすきっ歯が年々ひどくなることがあります。
歯並びが悪くなってしまう原因は年齢に限らず、歯ぎしりや食いしばりなどの習癖も歯をすり減らし、噛み合わせの位置が低くなる原因となります。また歯並びの乱れを放置し、一部に大きな負荷がかかる噛み合わせのまま生活することも、歯が動いてしまう原因となります。片側噛みなども一部に負荷がかかるので、意識的に改善することが必要です。
歯周病の進行
歯周病とは歯を支える歯周組織(歯ぐきや歯槽骨など)が感染し、壊されていく病気です。主な症状として、歯ぐきの腫れや出血、歯槽骨の吸収(骨が溶けること)が挙げられます。歯周病の進行によって歯を支えている歯槽骨が溶けてしまうことで、歯がぐらぐらしたり傾いてしまい、歯並びが乱れていきます。
矯正治療を中断してしまった
歯の矯正治療を途中で中断してしまったり、終了してから保定期間を設けないと、歯が動く原因となります。矯正治療では安定した歯並びに負荷をかけて歯を動かしているため、治療中は力を与え続けないと元に戻る力が働いてしまい、後戻りを引き起こします。また歯が動くスペースをつくるために、抜歯を伴うケースが多いのですが、このスペースが埋まらないまま治療を中断すると歯が思わぬ方向に傾いてしまい、噛み合わせが悪くなってしまいます。